はじめに:なぜ5億ドルの素晴らしい契約で株価は上がらなかったのか?
「なぜ、インドの財閥Yottaと、時価総額を超える5億ドル規模の素晴らしい契約が出ても株価が上がらなかったのか?」

前回の記事で、会計上の赤字の面から伝えましたが、今回は、残るもう一つの理由、資金調達の歴史について深堀りします。
結論から言うと、2024年、2025年夏と2回、新株発行やワラントによる資金調達を行った結果、大幅な株式の希薄化を招いた影響であがらないと、単純に思っていました。
しかし当時の状況を知れば知るほど、一言で負の歴史とは結論づけられない天国と地獄のドラマを見てしまったとです。

私はこの謎めいた、複雑怪奇な「資金調達」の歴史と希薄化の真実を紐解き、去年2025年だけでなく、その前の2024年の分も含めて過去2度の増資とワラント(資金調達)の資料を、穴が開くほど読み返してみました。そこで見つけたのは、Jay CEOの執念とも言える『資金調達の才覚』と、その裏に存在する運命の鍵を握る『巨大クジラ』の影でした……。
今回は、ゴリラが歩んできた資金調達面に焦点をあて『天才的ビジネスモデル転換』を成し遂げるためのファイナンスマジック!そして
ビッグマネー獲得後の光と影をよりリアルに、『希薄化との決別』から『神の一手』に至るまでの、ウォール街の知られざる内幕を暴露します!」

第1章:絶体絶命!現金スッカラカンの「死の谷(Valley of Death)」
巨額国家プロジェクトが抱える「先出し」の罠
2022年当時NASDAQへ上場して、わずか2年後(2024年前半)、ゴリラはエジプト政府との2.7億ドル(約400億円規模)政府DX化や台湾での超巨大な国家プロジェクトを抱えていました。
でも、政府相手のバカでかい仕事って、**「先にNVIDIAの超高級サーバーや機材を自腹で買ってシステムを作り、現地拠点にてエンジニアを雇い、無事に完成したら、厳しい検収クリア後ドカンとお金がもらえる」**という国家プロジェクト工事特有の事情が重くのしかかります。

つまり、契約は取れて売上は立つ見込みなのに、一時的に手元の現金が猛烈な勢いで無くなっていく**「死の谷(Valley of Death)」**という大ピンチに直面していました。そこへ転げ落ちる深〜い理由とは、国家プロジェクト特有の**2つの巨大な現金の壁(ダブルパンチ)**にありました。
1つ目は、**『ハードウェアの自腹立て替え』**です。当時のエジプトのような売り切り契約では、政府から支払いを受ける前に、莫大な費用をかけて自社でシステム機器を買い集める必要があり、手元の現金が激しく流出しました。
2つ目は、**『莫大な保証金の拘束』**です。国相手の巨額プロジェクトでは、「途中で会社が倒産して、システムが未完成品になってしまうこと」を政府は最も恐れます。そのため、「数百万〜数千万ドルの現金を、人質のように保証金として(倒産リスクがないことを証明するため)銀行に積んでおけ」という過酷な条件が課されるのです。
当時のゴリラは、1つ目で言ったとおり、エジプトの未収金で手元の現金が枯渇していたため、2024年夏以降のプロジェクトを見据え、この**「保証金を積むための現金(B/Sの信用力)」**を是が非でも外部から調達しなければならなかったのです。

このままでは、プロジェクトが頓挫して会社が吹っ飛んでしまう、まさに「危機を脱する命綱」が必要な状態が続いていたわけです。やばい!死の谷を乗り越ねば!
さぁJay CEOどうする?
大誤算!過去の株予約チケットが「死に体のゴミ」に
小型成長株ゴリラとしては「じゃあ、投資家に株を買ってもらって資金を集めよう!」と思うわけですが、ここにも罠がありました。 実はゴリラは、過去の資金調達で大口投資家たちに「後で株を買える予約チケット(Series A・Bワラント)」をすでに約282万枚も配っていたんですね。
しかも、なんと!株価対策で2024年4月15日に「1:10の株式併合(株をまとめること)」をやったせいで、計算上、この1.5ドルのチケットが**「1株15ドルで買える権利」**10倍に跳ね上がってしまっていたんですよ。

当時のゴリラの株価は5.9ドル前後です。市場で5.9ドルで買えるのに、わざわざ会社に「15ドル」も払って株を買うボランティア精神あふれる投資家はいませんよね?。

つまり、この約282万枚のチケットは、絶対に使われることのない「死に体のゴミチケット」になっておりました。。さらにやばいやないかい!
第2章:ウォール街を出し抜くJay CEOの天才的マジック
魔法その1:ゴミチケットの「超絶値下げ(Repricing)」

ここでジェイCEOと財務チームは、生き残りをかけてとんでもない「ウルトラC(錬金術)」を仕掛けます!

15ドルから半値超の値下げです!これなら、株価が5.9ドルを少しでも超えれば儲かるので、投資家は喜んでチケットを使い、会社に現金を入れてくれます。これで、死んでいたチケットが行使価額を現実的な5.90ドルに再設定したことで、2,825,000枚 × 5.90ドル = 16,667,500ドル「約1,666万ドルの隠し財源」**として見事に復活させました!
つまり、ゾンビチケットをエンジェルチケットに変身させ、将来的なキャッシュに変える計画をたてたのです。
これは、**「新しく株を刷ってこれ以上株主を泣かせるくらいなら、過去にワラントを買った投資家に『今すぐ行使(5.90ドルで株に変換)』してもらい、会社に現金を入れてもらおう」**という作戦です。
しかしながら、なんと!当時、ワラント値下げプラン発表後、株価は行使価格よりも奈落へと下がっていくのです。。またしても死の谷に落とすんかーーい!

ピンチはチャンスなのか!JayCEO、さらにどうする?
ひるまずに実行あるのみ。裏のからくりはこうです。
【CEOの天才的な交渉術】
Jay CEOは、エジプト、台湾をはじめタイでの電力のAI管理などの巨大プロジェクトを進めるため、**「今すぐ、どうしても手元に現金が欲しい」**という状況でした。そこで、過去のワラント(チケット)を持っている大口投資家にこう持ちかけます。
Jay CEO:「おい、お前らが持ってる過去のチケット、行使価格が高すぎて使い物にならないだろ? 今回、特別に**『5.90ドル』に値下げ**してやるよ。」

大口投資家:「いやいや、値下げしてくれても今の株価は3ドル台だぜ? 5.9ドルなんて高くて買えねえよ。市場で買うわ。」
Jay CEO:「分かってる。今は損するかもしれない。でもな、俺はこれから台湾や中東だけでなく『数十億ドル規模の契約』を連発する。さらに桁が一つあがるのさ。株価が5.9ドルなんて、ただの通過点になるんだよ。だから俺を信じて、今すぐ『5.9ドル』でチケットを使って、会社に現金を入れろ。」
大口投資家:「うーん……口だけじゃ信じられないな。俺たちに何のメリットがあるんだ?」
Jay CEO:「よし分かった。もしお前らが、今すぐ5.9ドルでチケットを使ってくれたら……『さらにもう1枚、将来大儲けできる新しいプレミアムチケット(ワラントC:行使価格5.9ドル)』をおまけで付けてやるよ! 俺の覚悟(100万株ガチホ)と、ゴリラの未来に賭けてみないか?」
※米国株の資金調達では、既存のワラントを今すぐ行使してもらう代わりに、新しいワラントを付与する「Inducement Offer(誘因オファー)」という手法がよく使われます。
大口投資家は、ゴリラの技術力とCEOの強気な態度を見て、**「こいつら、マジで化けるぞ。今は株価が安いが、このおまけのチケットをもらっておけば、数年後に何十倍にもなって返ってくる」**と確信しました。
だからこそ、当時の株価よりも高い「5.9ドル」という価格で会社から株を買い、ゴリラに莫大な資金を注入したのです。
さて、天使のチケットは見事に微笑んだのか?どうなったのかは、のちほど、ワラントA・B・Cと、今から話す福袋作戦についてまとめて、お伝えします。では、話を戻します。
魔法その2:おまけ付き「福袋」の強気販売
さらにCEOは、当面の運転資金を今すぐ確保し、2025年に展開する台湾のスマートグリッド、電力管理AI化の大型契約コストを調達するために、2024年6月7日こんな福袋を売り出しました。 「今すぐ、新たに発行する1株を**『5.60ドル』で買ってくれ!そうしたらおまけで、もう1枚、将来『5.90ドル』で買える新しいプレミアムチケット(Series Cワラント)をつけてやるぜ!」。ワラントCのさらなるフル活用です。

当時の発売日前日の株価(約5.91ドル)より少し安い5.6ドルで買えて、しかも将来テンバガーになったら大儲けできるおまけチケットが付いてくる。この強気な福袋は大売れし、クロージングと同時に普通株式 2,142,858枚 × 5.60ドル = 約1,200万ドル(約18億円)の現金を即座にGET**することに成功しました!。
なぜ、わずかな値引きの5.6ドルで即完売したのか?
1. 小型株の資金調達は「足元を見られる」のが常識
まず、一般的な小型テクノロジー株(Micro-cap Tech Stock)が「お金がないから株を買って!」と資金調達をする時、ウォール街の投資家たちはどういう態度を取るか分かりますか?
「お金がないんだろ?じゃあ、今の株価から20%~30%くらいガッツリ値引き(大安売り)するなら買ってやってもいいぜ」
と、思いっきり足元を見られます。リスクが高いベンチャー企業にお金を出すのだから、これくらいの大幅なディスカウント(値引き)を要求されるのが「投資の世界の常識」なんです。
🦍 2. ジェイCEOの超・強気なプライシング!「たった5.2%引き」
ところが、2024年6月にゴリラが発行した「普通株1株+おまけチケット1枚」の福袋(パッケージ)価格は**「5.60ドル」**でした。

オファリングの条件が決定された直前(2024年6月6日)のゴリラの株価は「5.91ドル」です。 つまり、5.91ドルの株を5.60ドルで売った。なんとディスカウント率(割引率)はたったの「約5.2%」!ウォール街の常識からすれば、「はぁ!?たったの5%引き!?そんな強気な値段で誰が買うんだよ!」と突っ込まれるレベルの、信じられないほど強気な価格設定だったんです。
🤩 3. なぜ投資家は「5.6ドルの福袋」を奪い合ったのか?
普通なら見向きもされないような「ケチな割引率」の福袋。しかし、A.G.P.(Alliance Global Partners)などの引受人や機関投資家たちは、喜んでこの条件を受け入れました。なぜか?それは、彼らが**「ゴリラが今やっているエジプトや台湾の国家プロジェクト、今後のタイでの、電力AI管理案件は、絶対に莫大な利益を生む!」という極めて高い確信(High Conviction)**を抱いていたからです。

このときの投資家たちの心の声を代弁するなら、こうです! 「おいおい、ゴリラがこれからエジプトや台湾、タイで数百億円の売上を叩き出すのを知ってるぜ!今は株価5.9ドル前後だけど、数年後にはテンバガー(10倍)にもなり得る超絶プラチナチケットじゃないか。20%も値引きしてくれなくていい!5.2%引きでも十分すぎる!とにかくこの福袋(株とワラント)を今すぐ俺に売ってくれ!!」
そう、やはり、ここでもプロの投資家たちはゴリラの「将来の収益化能力」エジプト、台湾、タイなど数十億ドル規模のパイプラインを完全に信じ切っていたからこそ、目先の大幅な値引きなんて必要としなかったのです。
🚀4. 約1,200万ドルの現金を即GET!
この「超強気な5.6ドル福袋」は大成功を収め、ゴリラは約1,200万ドル(純調達額は、手数料等を除く約1,134万ドル)の現金を即座にGETしました。

そして、契約が完了した瞬間に会社の口座に振り込まれたこの命綱(現金)は、逼迫していたNVIDIAサーバーなどのハードウェア調達(運転資金)へと直ちにぶち込まれました。
つまり、この「5.6ドル」という価格は、単なる数字ではありません。**「足元を見ようとするウォール街の投資家たちを、圧倒的なプロジェクトのポテンシャルでねじ伏せ、会社に最高の条件で現金を引っ張ってきたジェイCEOの天才的な手腕」の賜物であり、「ゴリラの未来を信じ切った機関投資家たちの熱狂」**の証だといえます。
じゃあ、最初に言っていた、「5.90ドル」に意図的に統一したワラント(新株予約チケット)過去のA・Bと、今回の福袋のおまけCはどうなったのか? (※もしA・B・Cのワラントを全部使われたら、282万枚+214万枚→496万枚×5.90ドル=約2,926万ドルの新たな資金が入ります。)
一旦整理します。

- ①即時GETした現金: 約1,200万ドル(普通株式:完売。ソールドアウト!)入金済
- ②過去のチケット分A・B: 約1,666万ドル(ワラント条件:株価5.9ドル超え)
- ③新しいおまけチケット分C: 約1,264万ドル(ワラント条件:株価5.9ドル超え)
【①②③合計】:約4,130万ドル(約60億円!) - 【寅三流の解説:何が凄いの?】 つまりCEOは、**「ゴリラの株価が5.90ドルというラインを超えた瞬間、過去のチケットも新しいチケットも一斉に連動して『ドカン!』と行使され、会社に【②③合計】約3,000万ドル(約45億円)の追加キャッシュが流れ込んでくる『超特大の起爆スイッチ』」**を意図的に作り上げたということです。

おまけに、これらのABCチケットには「現金を使わずにワラントの価値分だけ株をもらう(キャッシュレス行使)」という抜け道もあるんですが、エジプトや台湾の巨大プロジェクトを抱えて「どうしても現金(運転資金)が欲しい」CEOにとっては、投資家に絶対「現金」で払ってほしかった。

だからこそ、**「IR活動(素晴らしいニュースの発表)や国家事業をガンガン進めて、投資家が喜んで現金でチケットを使いたくなるくらい、株価を5.90ドル以上にぶち上げてやる!」**という、経営陣に対する強烈なモチベーション(背水の陣)になっていたわけです。
第3章:起爆スイッチ作動!完璧なシナリオと「リアルな札束」
💰意図的に仕組まれた「5.90ドル」の特大起爆スイッチ
「でも寅三さん、それって計算上の理論値でしょ?本当にそんな上手く起爆スイッチが作動してお金が入ってきたの?」 そう思いますよね!その「答え合わせ」が、SEC(米国証券取引委員会)に提出されたキャッシュフロー計算書(会社の家計簿)にハッキリと載っています!
結論から言うと、Jay CEOの仕掛けた「5.90ドルへの値下げ」という劇薬は、完璧に目論見通りに機能しました!
2024年後半、エジプトや台湾、イギリスのプロジェクトが順調に進んでいることが市場に伝わると、ゴリラの株価は安定し、起爆スイッチがオンになりました。投資家たちはニヤニヤしながら「5.90ドル」でチケットをガンガン使い始めたんです。

この画像のとおり、2024年12月30日、株価4倍超えの高値25ドル出来高861万株突破!

そして2025年1月6日、会社は堂々と発表しました。 「みんな、チケットが合計約266万枚も使われたぜ!会社に『1,570万ドル(約23億円)』以上のピカピカの新鮮な現金(Fresh cash)が振り込まれたぞ!!」この「1,570万ドル」という数字、15,700,000ドル ÷ 5.90ドルで逆算すると、見事に「約266万枚」となり、発表された枚数と数学的に完全に一致します。対象チケットの半分以上(約53.6%)が実際にお金に変わったというわけです。
さらに、これが「リアルなお金」である動かぬ証拠があります。 ゴリラの2024年度のキャッシュフロー計算書を見ると、「財務活動による現金流入」の欄に**「2,797万5,750ドル(約2,798万ドル)」**と記載されています。(2024年度:財務活動によるキャッシュフロー計算書:Form 20-F)

- ①福袋で即GETした純現金(手数料控除後): 約1,134万ドル
- ②チケットが使われて入ってきた現金: 約1,570万ドル
- 【両者の合計】:約2,704万ドル!細かい調整(小規模なストックオプション行使など約90万ドル:身内社員が安くゴリラ株を買った結果)を引けば、見事に数字がピッタリ符合するんです!ゴリラの算段とおり現実は動いていきます。

🚀毒素が抜けてロケットは宇宙へ!
この事実が意味するのは、単に会社にお金が入ってきたということだけではありません。
会社のバランスシート(財務状況)に潜んでいた「大量の未行使ワラント(使われていないチケット)」や「優先株」といった、投資家にとって「会社が潰れた時に優先してお金を返してもらえる(元本保証のような安全網=ダウンサイド・プロテクション)」という、めちゃくちゃ有利な特別仕様の株です。

**これらの株価を抑えつける複雑な重り(デリバティブ負債の可能性)が、チケット行使や、優先株→普通株変換後の売却によってドカドカと消化され、大部分が綺麗に一掃された(浄化された)**ということです!
つまり、この「総額4,130万ドルの資金調達スキーム」は、決して書類上の数字遊びなんかじゃありません。 エジプトや台湾の巨大プロジェクトを完成させるための「約2,800万ドルのリアルな現金」を会社の口座にもたらし、バランスシートの毒素を抜き去り、見事なV字回復と、ソブリンAIという時流にのった事業を請け負う会社に変身して、大逆転のメガディールを引き寄せるための、**計算し尽くされた「奇跡の財務戦略」**だったんです!
事実、当時のチャートを見ると、年末年始にかけて、株価バク上がりして20ドル、30ドルを突破。
結果的に40ドル超えを3月に果たしゴリラ見事に有言実行!投資家万々歳!となりました。
第4章:衝撃の事実!44ドルでも売らない「究極のガチホクジラ」
最高値でも使われなかった「60万枚」のチケットの謎
2024年末時点では、Series Cワラントは約154万枚残っていました。その後、ゴリラ株は大躍進を遂げ、2025年3月5日にはなんと最高値の44.15ドルを記録!1000万株近い大商いとなりました。

普通に考えれば、「1株5.9ドルで買える権利」を持っている人は、この時、7倍以上になれば「今だ!!」と全員がこぞって株に交換して、大儲け(利確)して売り抜けたはずですよね?

しかし!その直後、2025年4月に提出された公式レポート(Form 20-F)を見ると、衝撃の事実が書かれていました。 なんと、ピッタリ「600,000枚(60万枚)」のSeries Cワラントが、未行使のまま残存していることが公式に記録されていたんです。
その証拠がこの画像です。「えっ!?5.9ドルのチケットが44ドルになったのに、なんで利益を確定しないの!?」って思いますよね。


🐋寅三流・2つの推測!なぜ彼らは利確しないのか?
この「60万枚が残っている謎」には、2つの理由が隠されています。
理由①:ルールの壁(4.99%ルール)一気に株に変えられない!法的なストッパー「Blocker Clause」
まず1つ目の理由は、アメリカの証券ルールによる**「巨大クジラ(大口投資家)の足かせ」**です。
アメリカの法律では、上場企業の株を「10%以上」持ってしまうと「インサイダー(主要株主)」とみなされてしまいます。もしインサイダーに認定されると、「半年以内の短期売買で出た利益は、全部会社に返しなさい(ショート・スウィング利益返還ルール)」という、プロの投資家にとって致命的なペナルティが課せられてしまいます。また、他にも5%を超えると大量保有報告書の提出義務が発生し、名前を表に出したくない大口投資家たちは、極端に嫌います。
これを避けるために、ゴリラの大口投資家たち(巨大ファンド)は、ワラントを使う際に**「自分の持っている株が、会社全体の発行済株式数の9.99%(または4.99%)を絶対に超えない範囲でしか、チケットを株に交換できない」という特殊な契約(ベネフィシャル・オーナーシップ制限、通称Blocker Clause)**を結んでいました。
つまり、寅三流に言うと、**「一度に大量のチケットを株に変えると法律違反で利益没収になっちゃうから、少しずつ株に変えては売り、変えては売り…という自転車操業をしなければならない」**という縛りがあったんです。 あの44ドルまで急騰した大熱狂の相場の中で、売りたくても一気に交換することができず、どうしても「順番待ち」として残ってしまったチケットの残骸が、この60万枚であるという見方ができます。本当は全部売りたかったのに、一気に交換できなかった巨大クジラ(大口投資家)の残り分である、という可能性です。
🕵️♂️寅三流の鋭いツッコミ!「数字が綺麗すぎる不自然さ」 「なるほど、ルールのせいで一気に売れなかったのか」……普通の人ならここで納得するかもしれません。しかし、寅三の目は誤魔化せませんよ! もし大口投資家が「今すぐ利確して逃げたい!」と焦っていたら、ルールの限界(4.99%)まで何度も細かく交換しては売るはずです。そうすると、計算上、残りのチケット数は「583,412枚」みたいな中途半端な『端数』になるのが自然です。 しかし、SECの資料に残っていたのはピッタリ「600,000枚」。このあまりにもキリの良い塊……これは「利確の食べ残し」なんかじゃありません。最初から一切手をつけていない「意図的に保管されたブロック」の証拠です!
つまり、この理由①はダミー!本当の答えは、次にあげる「理由②」だと私は睨んでいます!
理由②:これが本命!「究極のガチホクジラ」の存在! これが一番激アツな理由です!実はこのSeries Cワラント、「2029年6月」まで有効という、ものすごく長い寿命を持っています。 つまり、この60万枚を握りしめているクジラ(投資家)は、心の中でこう叫んでいるんです!
「44ドル?ふざけるな、そんなのただの通過点だ!ジェイCEOが『時価総額30億ドル(株価130ドル超え)』を目指して本気で動いてるんだから、こんな安いところで利確なんか絶対にしてやるもんか!俺は2029年までこのプラチナチケットをガチホ(保有継続)して、歴史的な大逆転の果実を全部食ってやるぜ!!」そう、Jay CEOと同じレベルの凄まじい「握力」と「確信」を持ったプロの投資家が、金庫の奥底にチケットを大切に眠らせている証拠なんです!

🐋クジラ(投資家)の利益がとんでもないことに!
思い出してください!この「Series Cワラント」というのは、**「将来、ゴリラの株がいくらになろうとも、『1株5.90ドル』で買える特別チケット」**でしたよね?
では、市場価格との差額はどうなるのか?それこそが、チケットを握りしめている「クジラ(投資家)」の丸儲け(莫大な利益)になります!
もし株価が132ドルの時にこのチケットを使ったら、投資家はどうなるでしょう?
- 会社に「5.9ドル」を払って株をもらう。
- その株をすぐに市場で「132ドル」で売る。
- 1株あたりの儲けは「132ドル - 5.9ドル = 126.1ドル」これを60万枚で計算すると……
- 126.1ドル × 600,000枚= 7,566万ドル(約113億円)の超絶大儲け!!そうなんです!クジラたちが44ドルの超高値でもチケットを使わずに金庫に眠らせている理由は、「時価総額30億ドル(株価130ドル超え)」の世界が来れば、こんな**「宝くじの1等賞を何十回も当てるような、バグレベルの大儲け」**ができると信じているからなんですね!
🚀まとめ:これは最強の「強気シグナル」だ!
現在のゴリラの総株数(約2200万株)から見れば、この残りの60万枚はたったの2.7%程度に過ぎません。かつてのような「大量のチケットが降ってくるかもしれない恐怖(売り圧力のオーバーハング)」は、あの44ドルの急騰劇で実質的に一掃され、綺麗な空だけが広がっています。

だからこそ、この「44ドルの超高値でも、あえてチケットを使わずに握りしめているクジラがいる」という事実は、もはや売り圧力などではなく、**大口投資家がゴリラの未来(さらなる大爆発)を完全に信じ切っているという「最高の強気シグナル(ポテンシャルの証明)」**に他ならないのです!
では、次回の記事でゴリラが最後に放った公募増資、2025年のアリエスカとの内幕と希薄化との決別に至るまでを深堀りします。お楽しみに!


